現在Add functions PHPでは、以下のheadタグ出力調整機能を搭載しています。それぞれの機能の詳細については、本ページでご確認ください。
link rel=”EditURI” の削除
link rel=”EditURI” はWordPressの投稿やページなどのコンテンツを外部の投稿ツールから編集するために必要なタグです。
ただし、外部の投稿ツールを使用して投稿・編集する方法は一般的ではなく、不正な外部ツールからの編集を許可してしまうリスクがあるため、使用しない場合はセキュリティ的に削除をオススメします。
削除されたかどうかは、以下の単語が含まれるコードが存在するかをデベロッパーツールにて検索してください。
EditURI
link rel=”shortlink” の削除
link rel=”shortlink”はSNSでのシェアやメール送信時のリンク埋め込みなどで利用される、通常のURLよりも短いリンクです。link rel=”shortlink”の主な役割としては以下のふたつがあります。
- 投稿やページの短縮URLを提供し、シェアやリンク貼り付けを容易にする
- プラグインやテーマからアクセスできるようにすることで、短縮URLを利用した機能の実装を可能にする
ただし、link rel=”shortlink”により生成される短縮URLは推測されやすく、本来アクセスできないはずの非公開コンテンツにアクセスされる可能性があります。また、不要な場合でも常に生成・出力されるため、サイトのパフォーマンス低下につながる可能性があるため、サイトのパフォーマンス低下に繋がる可能性も否定できません。
削除されたかどうかは、以下の単語が含まれるコードが存在するかをデベロッパーツールにて検索してください。
shortlink
rel=”next” rel=”prev” の削除
rel=”next” と rel=”prev” は、ページ分割されたコンテンツにおいて、前後のページへのリンクを指定するための属性です。これらの属性は、GoogleやBingなどの検索エンジンに対して、ページ間の関係性を明示的に伝えるために使用されてきました。
しかし、2019年3月にGoogleが公式ブログで、rel=”next” と rel=”prev” を使用しなくなったことを発表したため、現在ではrel=”next” と rel=”prev” を削除しても、SEOに悪影響はないと言われています。
削除されたかどうかは、以下の単語が含まれるコードが存在するかを、ページネーションが存在するページのデベロッパーツールにて検索してください。
rel=”prev”
投稿のRSSフィードとコメントフィードの削除
投稿のRSSフィードとコメントフィードは、WordPressサイトのコンテンツを配信するための機能です。RSSは「Really Simple Syndication」の略で、サイトの更新情報を配信します。
それぞれ削除しても問題ない場合としては、以下のような場合が挙げられます。
- RSSフィードを使用していない場合
- サイトがRSSフィードを活用していない場合、不要な機能です。
- 非公開コンテンツの保護
- RSSフィードは、非公開の投稿や下書きの情報も配信してしまう可能性がある。
- 非公開コンテンツを保護するために、RSSフィードを無効化するのはアリ。
- コメント機能を使用していない場合
- サイトがコメント機能を使用していない場合、コメントフィードは不要な機能となる。
- スパムコメントの防止
- コメントフィードは、スパムコメントを配信してしまう可能性がある。
- スパムコメントの拡散を防ぐために、コメントフィードを無効化するのはアリ。
削除されたかどうかは、以下の単語が含まれるコードが存在するかをデベロッパーツールにて検索してください。
フィード
絵文字用のJavaScriptとCSSの削除
WordPressでは絵文字を表示するためにデフォルトでJavaScriptとCSSが組み込まれており、以下のような場合ではこれらのファイルを削除しても問題ありません。
それぞれ削除しても問題ない場合としては、以下のような場合が挙げられます。
- 絵文字を使用していない場合
- サイトで絵文字を一切使用していない場合、このJavaScript/CSSファイルは不要となる。
- パフォーマンスの向上
- 絵文字用のJavaScript/CSSファイルを読み込むことで、ページの読み込み速度が低下する可能性がある。
- パフォーマンス改善のために、不要な場合は削除してもよい。
削除されたかどうかは、以下の単語が含まれるコードが存在するかをデベロッパーツールにて検索してください。
window._wpemojiSettings
img.wp-smiley
link rel=”wlwmanifest” の削除
link rel=”wlwmanifest” は、Microsoftが提供していたブログ編集ツールです。link rel=”wlwmanifest”は、このツールがWordPressサイトを認識するために使用されていました。ただし、現在ではMicrosoftはサポートを終了しています。
削除しても問題ない場合としては、以下のような場合が挙げられます。
- Windows Live Writerを使用していない場合
- このツールは現在Microsoftがサポートしておらず、使用されていないことが多い
- Windows Live Writerを使用していない場合、このリンクタグは不要なため削除しても問題ない
削除されたかどうかは、以下の単語が含まれるコードが存在するかをデベロッパーツールにて検索してください。
wlwmanifest
meta name=”generator” の削除
meta name=”generator”は、サイトの制作に使用されているソフトウェアを示すタグであり、WordPressの場合であれば以下のようなコードで出力されます。
<meta name="generator" content="Wordpress 6.3.0" />
基本的にはmeta name=”generator”は削除して問題ありませんし、寧ろ削除を推奨します。
WordPressはカスタマイズしやすいオープンソースのCMSとして全世界で使用されていますが、その反面セキュリティを破る方法も世界中で編み出されてしまっています。
そのため、WordPressで出来ているということが分かるだけでもセキュリティを破られる可能性はゼロではありません。セキュリティ対策を強化する上では、meta name=”generator”は特に問題がなければ削除をおすすめします。
削除されたかどうかは、以下の単語が含まれるコードが存在するかをデベロッパーツールにて検索してください。
generator
セルフピンバック(自動相互リンク)を無効化
セルフピンバックは、同一サイト内の記事同士がリンクされた際に、自動的にピンバック(通知)を送信する機能です。
セルフピンバックは、同一サイト内のリンクでも通知を送信するため、不要なピンバックが増加する可能性があるため、不要な通知を削除したい場合は削除をおすすめします。
削除されたかどうかは、以下の単語が含まれるコードが存在するかをデベロッパーツールにて検索してください。
wlwmanifest
WordPress 標準のサイトマップ出力を停止
WordPress 5.5以降では、デフォルトでXMLサイトマップが出力されるように変更されました。しかし、各種SEO対策プラグインでは個別にサイトマップを作成し出力する機能が搭載されていることも多いです。
もし導入したSEO対策プラグインでデフォルトのサイトマップ出力の停止機能が存在しない場合は、本プラグインでの停止をおすすめします。
REST API用linkタグの出力を停止
WordPress 4.7以降では、REST APIを利用するためのlinkタグが出力されるようになりました。 REST APIは外部ツールと連携してサイトを便利に更新等を行うための機能です。特に使っていなければ削除して問題ありません。
削除されたかどうかは、以下の単語が含まれるコードが存在するかをデベロッパーツールにて検索してください。
api.w.org